| TIBET2000 Day8_3 E.B.C.(Everest Base Camp) | ||||||
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| ここまで来て、何かを説明する必要などあるのだろうか？ ともかくチョモランマ北壁の同じ写真ばかりだが、海抜5200メートルから見たチョモランマである。南壁、つまりネパール側から同じ高さまで行こうと思ったら、約1週間、トレッキングを続けなければならないらしい。 1979年、制限つきではあるが、チベットへの外国人入域が認められるようになってから、多くの登山家がこのベース･キャンプから世界最高峰の頂点を目指した。 |
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| 荒涼とした大地。方々に丘がある。丘に囲まれた平地には、無数のオボが並び、この世の光景とはとても思えない。観光客がちらほらと見受けられる。次から次へと観光客を乗せたランドクルーザーが駆けてゆく。ようやくここまでたどり着いたものの、重度の高山病のせいで一歩も車から降りない観光客もいる。 繰り返すが、ここは海抜5200メートルなのである。チョモランマが間近に見える。しかし、この山頂まではまだ3000メートル以上もあるのだ。 |
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祈りの石塚、祈りの旗… こんな高地でも人々の信仰心が薄れることはない。いや、こんな場所だからこそ、人は信仰を篤くするのかもしれない。過酷過ぎるともいえる不毛な自然環境の中、人々の寄る辺は信仰心だけなのかもしれない。 左の写真に写っている人物は僕だ。チベットで撮った数少ない｢記念写真｣のうちの一枚である。僕が写っている写真は、ポタラ前とチョモランマ･ベース･キャンプのものだけ。いずれも背景すべてを写しこもうとすると、アングルに限界があり、人が小さく写ってしまう。 この写真、誰に見せても ｢これって、チベット人？｣ と聞かれてしまう… |
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