| TIBET2000 Day4_1 さらばラサ | |
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早朝、僕はむしょうにポタラを見たくなり、出発前に外出した。今さらこんな写真を使うのもどうかと思うが、ラサにはタクシーがある。主に漢人街を走っている。 なぜ今さらこんな写真を使うのかというと、ここから先、延々と同じ景色が続くからだ。要するに、ネタがないのである。「another side of TIBET」向きのネタならそれなりにあるのだが… タクシーは市内全域同じ料金だ。いくらだったかは忘れたが、｢安い｣と感じたことはおぼえている。 ラサには他にも人力三輪車が走っている。あちらこちらで見かけたが、結局、一度も乗らなかった。 |
| 日が昇り始めたころ、僕らは事前にチャーターしておいたランドクルーザーでラサを出る。運転手とガイドつきだ。一応、今回のチベット旅行は｢ツアー｣というカタチをとっている。社会人の僕には、予定通り帰れるかどうか分からない｢チベット一人旅｣はできない。 近代的な道路を走る。空気が薄いことと、日差しが強烈なことを除けば、ここがチベットだとは思えないほど整備されている。そしてなぜかランドクルーザーはガイドのアパートに立ち寄る。何の用があったのかは知らない。尋ねようとも思わなかった。 なぜなら、アパートの前に奇妙なものを見つけたからだ。アンテナに高々と掲げられた…やかん？ 後でガイドに聞いたところによると、日差しが強烈なチベットでは、このような反射板を使って太陽光を集め、湯を沸かすのだそうだ。沸点が低いから、チベットではこれで｢適温｣になるらしい。 |
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