◆アブナイ奴？

今の日本って、「宗教に興味を持っている」と話すと、「アブナイ奴」と見られる傾向があると思います。
やはり、新興カルト教団の影響も大きいでしょう。
　
ここでハッキリさせておきたいのは、管理人はナントカ教の信者だとかいった、特定の宗教に興味を持っているわけではありません。
だから、このページで扱う内容はあくまでも「宗教って何だ？」という内容であり、特定の教団の布教活動を目的としたものではありません。「素人宗教学」「比較宗教学」といったところでしょうか。

◆あなたは何教？

海外に行くと、必ずといっていいほど「お前の宗教は何だ」と質問されます。聞いたところによると、「無神論（無宗教）」と答える人が多いといいます。または無難に「仏教徒」。

「仏教徒」と答えるのは大いに結構なんですが、管理人は「果たして日本は本当に仏教国なのだろうか」という点に疑問を抱いています。それは後々、このコンテンツで語りたいと思います。

問題は「無神論」と答える人。日本って本当に無神論なんでしょうか。
日本古来の宗教に「神道」があります。外来宗教として「仏教」があります。そして、少数ではあるけれど、キリスト教徒やムスリムも存在します。
それでも「無神論国家」なんでしょうか。政教分離が国是とされているために、そう答えているだけなのでしょうか。

無神論、というのはすなわち、信仰対象が存在しない、ということですよね。
でも、「無神論」「無宗教」と答える人は、本当に信仰を持っていないのでしょうか。
そこで、「信仰とは何か」を考える必要が出てくると思います。

◆無神論って、どうなの？

「無神論」と答えた場合の結論だけ、先に述べておきたいと思います。

世界中に宗教を持たない人はいません。なぜなら、宗教、信仰というものは日常生活の規律を定め、それに従うことだからです。日本で言うなら「道徳心」にあたりますね。
そんな中で「俺には信仰心はない」と答えることは、イコール、「俺には道徳心はない」と言っていることと同じなのです。
これはつまり、「俺は人殺しだって構わないと思ってるよ」と宣言していることなのです。

もし、日本で「俺には道徳心がないから、お前を殺すかもしれないよ」と笑顔で話されたら、そんな人と仲良くしたいと思いますか？

◆宗教を語ろう！

さて、そんなこんなで、「宗教って何だ？」のコンテンツをたちあげてみました。
まだまだ勉強中なので、間違った記述が出てくるかもしれませんが、批判やアドバイスは大歓迎です。

宗教を知れば、世界史の大きな流れや国際情勢も見えてくる。知っているはずの世界も、まったく違ったものに見えてくるはず。
宗教を語らずして、歴史や世界は語れません。

2005年８月25日