10月への言い訳 (2002/11/19 by A 道化)
空に満腹した風船を見上げていた


首を傾げすぎた、10月に
置き忘れたのは

それも、寝違えた夢、で


不安定な頭蓋だから
マフラーじゃ、足りなくなって


完全が、好きで
ヒステリックにしぼんで果てた
赤い風船の
初めての肉片みたいに
百か、
そうでなければ、ゼロ



息を吐きつづけようと思い立ったのはこんなわけで
そう、10月に、
はしゃぎすぎたのが始まりで

2002.11.19.

【投稿者コメント】こんばんは、A 道化 と申します。
放浪中です。
もしもご気分がお乗りでしたら、掲示板の方に
遊びに来てくださいな。
【管理人コメント】A 道化さんのURLは「詩の世界」のインデックスからリンクしています。
管理人への「書き込み御免」のご挨拶は必要ないと思ったんで削除しました。
それにしても、なんとも言えぬ余韻の残る詩ですね。こういうの、好きです。

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