| 只今、混迷期 (2002/06/12 by 山下 裕介) |
| “このぬるま湯がたまらない”そんな事言って システムの上に巣食っている 安心という名の確実な退化現象＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ほら、自己保存以外、なんらいっさい受け付けない弱い支配層の向こう脛にＫｉｃｋ 出来上がってしまったあらゆる疎外権力の腐食化 管理側の負担つぎつぎと減らすように伸ばされてきた野放しの白い枝葉 社会環境が余分に張り出た秩序なら人は自由を強烈に求め反抗を楽しみに乗せ 自由の行過ぎた環境の中では秩序を求め行く反作用 快さに任せて物を考えなくなっているイメージない無力の現代人 時間は経ち 来るの 分かっていただろう？ 頼りない暴走化 ゆっくりと絶滅してゆく…… すきあらばの腹黒がたくさんの情報を求めて駆け上ってくる そういつまでも “何ものも失わず”の理念でいられるか？ 増長は止められない 後退し譲歩すればそのものでなくなる みな見限ってしまう 中に入ってシステムを変えなきゃ これは信頼の問題だよ すべては水平する 人は応用した行動をとる 社会秩序は崩壊する 今 その前触れは そこかしこで見つかる 現実 不満だらけの退屈な鉱山 才走った野心家はつぎつぎと風穴を開けて 早々Ｎｅｗ Ｓｔｙｌｅを確立し 自分から始まるだろう新たな土地を真っ先に手にする 人は誰も面倒なバランスを取って生きてゆくことよりも ブランデーと自然の心地よさに身を任せたい たとえ環境のすべてを食い散らしても そんな風に生きるだろう そして権力は そういくつも要らない 世の中はとても混乱してゆく いっそう混乱してゆく 経済学？ そんなもんで現在の心の混乱が解けるわけがない 言及は軽い 流行の歌に身も心も責任も任せて気楽に進みましょうか それとも 起こりうる未来から顔を背けないでいきますか 僕らは自分の取った選択を誇りにして生きる 2000・11・2 |